ノーリツ製の石油給湯器の交換と追い焚き配管の交換を行いました。
- 給湯器
お客様より、給湯器を新しくしたいとご相談を受けました。
貯湯式の給湯器を使っておりましたが、給湯器の年数も古く水圧が弱くて
不便だということでしたので、直圧式の給湯器をご提案させていただきました。
貯湯式の給湯器と直圧式の給湯器を比較すると水圧が強くなるメリットがあります。
しかし、築年数が古いお家ですと配管に鉄管を使用していることが多く、直圧式の給湯器に替えたことによって
水圧に負けてしまい、漏水の原因にもなる可能性があるので注意が必要です。
今回は事前にステンレスの配管を使用していることを確認していましたのでその点は問題ありませんでした。
貯湯式のメリットは
〇直圧式と比較して、本体価格が割安となります。
〇地下水や井戸水など水質が悪い場合でも内部機器の損傷がほとんどなくお使いいただけます。
〇圧力が低いので古い配管に接続する場合でも破裂の心配が少ないです。
〇貯湯槽に入ったお湯を使うため、短時間のシャワーなら温度変化が少なく快適です。
〇地下水を利用している場合や、水圧が低くても気にならない場合は貯湯式がおすすめです。
貯湯式のデメリットは
×貯湯槽に貯めた分しかお湯が使えず、お湯の使用量に対して小さいタンクだとお湯切れを起こす心配があります。
×タンク内にお湯が無い状態からお湯を沸かす場合に時間がかかります。
×水道水の圧力を抑えて給湯するため水圧が低く、標準圧力型は2階への給湯が出来ません。
×お湯の温度が細かく調節できず、段階設定となります。
×本体サイズが大きく場所をとります。
×電源が入っている時にお湯を沸かし保温でも燃焼するため、使わない時は電源を切っておかないと灯油を消費し続けます。
×直圧式と比較すると灯油の使用量が多くなります。
対して直圧式のメリットは
〇水道の圧力をそのまま利用するため、高い水圧での給湯が可能です。
〇給湯器本体が1階に設置されており2階に浴室がある場合でも勢いを損なわない給湯が可能です。
〇本体内部に貯めたお湯を使う貯湯式と違ってお湯切れを起こす心配がなく、お風呂を沸かす時間も早いです。
〇温度は1℃ごとに細かく設定できますので、ちょうどいい温度を自分で調節できます。
〇35℃や32℃といった低い温度での出湯も可能です。
直圧式のデメリットは
×貯湯式と比較すると、交換費用がやや高額となります。
×高い水圧ですので配管に負担がかかり、古い配管だと破裂する恐れがあります。
長くなりましたが検討材料としては
・水圧が弱くて不便→直圧式
・築年数が経過して配管が心配→要相談
・イニシャルコストを抑えたい→貯湯式
・ランニングコストを抑えたい→直圧式
・井戸水を使っている→基本的には貯湯式
こんな感じで考えて頂ければ概ねOKです!
ご自宅の灯油の給湯器が直圧式なのか貯湯式なのかわからない方も多いのが正直なところです。
そんなときにはお電話でご使用の給湯器の型番をお伝えください!(本体の下の方にシールが貼ってあります)
型番が古くて読めない場合などは現地に確認に参りますのでお気軽にお問合せください!
また、直圧式と貯湯式どっちがいいかわからないときなども是非ご相談ください!
住所 | 水戸市本町 |
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施工箇所 | 給湯器交換 |
工期 | 3時間 |
使用商材・建材 | ノーリツ OQB-4706Y |
施工箇所 | 給湯器 |