水戸市近辺でトイレ交換を検討中の方 Q.リモデル(リトイレ)とは?
- 大内 涼
- 施工途中紹介
7月になってますます暑くなり、現場でも空調服が欠かせなくなりました。
私は去年から導入しましたが空調服は快適ですね。
さて今日はトイレ交換におけるリモデル(リトイレ)についてお話ししたいと思います。
排水を流す配管の位置(排水芯)で取り付けられるトイレが限られたり、
追加で部材が必要になったりするので現地調査では必ず確認するところです。
※ちなみに今回は床排水についてのお話しですので壁排水についてはまた後日お話しします。
排水芯を部材により変更することを
TOTO、パナソニックでは【リモデル】、LIXILでは【リトイレ】と呼びます。
基本的には今ついているトイレの型番から排水芯を特定したり、
トイレに付いているボルトの位置で確認をします。
また、築年数や過去にトイレのリフォームをしているかなどの聞き込みも行います。
およそ30年ほど前(2024年現在)に建てられたお家ですと大体リモデル(リトイレ)になります。
下の写真(型紙が貼ってある写真)はTOTO製のトイレを
取り付ける際のリモデル工事の施工中の写真です。
既存の排水がトイレ室の中央付近にあります。
この排水の位置を部材を使用して既定の位置に
変更するのがリモデル(リトイレ)工事です。(グレーの部材を使用している写真)
メリットとしては床を壊さずに部材で配管が完結するので
作業時間短縮、工事金額を抑えられることです。
デメリットとしては、標準工事よりおよそ1万円ほど部材・施工費が発生すること、
排水の位置を便器の真下で部材を用いて変更しているので
発生率は非常に少ないのですが詰まりの原因になることです。
(ちなみに弊社でリモデル工法で施工した方で詰まってしまった事例はありません!)
リモデル(リトイレ)ですと、取り付けできるトイレが限られてしまう場合がありますので
現在の排水芯をお客様にお伝えして取り付け可能なトイレをご提案することが多いです。
下の写真は排水芯200mmタイプで現在の主流の排水芯です。
床下から立ち上がっている配管の中心が後ろの壁から約20cmで
設定されているので排水芯200mmタイプと呼びます。
比較的新しいお家や、ここ20年ほどでトイレの床下の配管をリフォームしたお家などでは
大体この排水芯200mmタイプが採用されています。
これも現在使用しているトイレの型番で特定できるので、
現地調査の際にお客様にお伝えして取り付け可能なトイレをご提案します。
排水芯200mmタイプですと国内のメーカーのほぼ全ての
トイレが取り付け可能なので選択肢が広がりますね。
一部例外としてINAX(現LIXIL)製のカスカディーナというトイレがありまして、
特殊な排水方法を採用しているのでこのトイレですと、
排水芯120mmタイプのトイレを取り付けるか、床下から配管を直して
排水芯を後ろの壁から20cmに変更する必要があります。
ほとんどの場合、排水芯120mmタイプのトイレからお選びいただくことが多いです。
ただし、トイレの床が経年劣化などでフワフワするなどで
トイレの床の張替えを検討している方はこの機会に配管の位置を
現在主流の壁から20cmに変更する良い機会でもあります。
カスカディーナ以外にも排水芯が120mmタイプの場合もありますので、
トイレの交換を検討されている方は現地調査に伺いますのでお気軽にご連絡ください。